鹿児島支店で起きた詐欺被害調査事例

相談

昨年SNSで知り合った同年代の男性と結婚を前提に交際する事になりました。
彼は物凄く優しく、私が会いたい時には必ず時間を作り会ってくれます。
しかし、交際が2ヶ月経った頃から様々な用途でお金を要求するようになり、現在までに彼に200万ほど渡しました。
彼は必ず返すとは言うのですが、返すどころか現在も要求が続いてます。
あと、彼は部屋が汚いと言っては頑固として自宅を教えてくれません。
しかし、私は彼から婚約指輪(高価なものかはわからない)をもらい、私の両親にも会わせており、本気で結婚を考えているのですが、お金の面だけが心配です。
友達に相談すると「それって結婚詐欺じゃない」などと言われます。
彼を疑いたくありませんが、もしそうであれば絶対に許せませんし、お金も返してもらいたいです。

調査方法

本件は結婚詐欺も視野に入れ、そうであれば詐欺を立証できる証拠が必要とされる。
依頼者と接触した後、同男性の尾行を行い、身元を特定し、男性の素行調査を行う。

調査結果

依頼者との接触後、対象者を尾行し居住場所を特定。
その後、居住場所の張り込み調査を行った結果、別の女性と同棲していた事が判明。
驚いたことに依頼者に伝えていた氏名も勤務先も異なっていた。
この状況から対象者は初めから依頼者を騙すつもりで交際を始めた事が判る。
その後も素行調査を行った結果、複数人の女性とも交際していた事から依頼者と同様に被害者が複数人である可能性が見えてくる。
又、対象者は競輪、パチンコ店に頻繁に出向いていた事からギャンブルで使うお金を用立てている事も察しが付いた。
依頼者は結果内容を知り、悲しみと同時に別れる決心とお金を取り戻すことを決意。
尚、依頼者の意向として刑事事件にするつもりはなく、お金を取り戻すことが目的のため、民事で立件する運びとなった。
その後、対象者は当社顧問弁護士のもと、複数名の女性から証言をとり、対象者(詐欺師)との和解により被害金と慰謝料を支払ってもらう事となった。