「鹿児島の探偵解説」相手が既婚者だった!?知らずに不倫関係に!?
鹿児島の探偵ヒューマンリサーチです。
婚活アプリなどで知り合った相手が既婚者だったことが判明した場合、ショックを受けるのは当然のことです。しかし、慌てずに適切な対処を心がけることが重要です。自身に過失がないことを証明する方法についてご紹介します。事実関係の確認、証拠の収集、そして故意や過失の判断基準などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
1.マッチングアプリで知り合った浮気相手が実は既婚者だった!?
交際前の確認が重要です
アプリや出会い系アプリで知り合った人と交際を始める前に、相手が独身であることを確認することが重要です。しかし、相手が既婚者だと知らなかった場合でも、一対一の証拠や証言を集めることで、自分に過失がなかったことを証明することができます。
適切な証拠を収集しましょう
例えば、相手がアプリの規約に違反して独身を装っていた証拠や、相手から直接「独身」と告げられていたLINEやメールのやり取り、結婚についてほのめかしていた証拠などを組み合わせることで、自分に落ち度がなかったことを示すことができます。また、SNSや婚活アプリなどで相手が退会することでデータが消えてしまう場合は、早めにスクリーンショットを撮って保管しておくことも重要です。
慰謝料の請求に備えましょう
ただし、浮気相手が実は既婚者だったことが明らかになった場合、慰謝料を請求される可能性もあります。慰謝料の支払いは、故意や過失の有無によって判断されます。この点については後のセクションで詳しく説明します。
2.事実関係の確認と証拠の収集
2.1 事実関係の確認
相手の発言のチェック:相手が嘘をついていたり、矛盾した発言をしていないかを確認します。特に、結婚についての発言や予定などが重要なポイントです。
第三者の情報の収集:相手の友人や家族などからの情報を収集することで、相手が既婚者である可能性を確認することができます。
SNSや婚活アプリの活動履歴のチェック:相手のSNSや婚活アプリの活動履歴を確認することで、結婚やパートナーについての情報を把握することができます。
2.2 証拠の収集
通信記録の保存:相手とのLINEやメールのやり取りなどの通信記録は重要な証拠となります。これらの記録は消さずに保存しましょう。
写真や動画の撮影:相手との写真や動画は、交際の証拠となります。特に、一緒にいる様子やデートの風景などは重要な証拠となる可能性があります。
第三者の証言:相手との交際を目撃した第三者の証言も有力な証拠となります。信頼できる友人や家族からの証言を得ることを考えましょう。
婚活アプリやSNSのスクリーンショット:相手が婚活アプリやSNSで独身を装っていた証拠は、スクリーンショットとして保存することが重要です。
専門家の意見の取得:必要に応じて弁護士や探偵などの専門家の意見を取得することも考えましょう。彼らは証拠の収集において経験豊富な存在です。
3.「故意」と「過失」の判断基準
不倫における故意や過失の判断には、ケースバイケースの要素が関わるため、一概には言えません。しかし、一般的な判断基準や線引きを理解しておくことは重要です。以下に故意と過失の判断基準について説明します。
(1) 客観的な証拠がある場合
故意や過失を判断する上で最も重要な要素は、客観的な証拠です。相手とのやりとりや行動を示すメッセージや写真、SNSの情報などが証拠となります。例えば、相手が既婚者であることを明確に示す証拠がある場合は、故意があると判断される可能性が高いです。
(2) 客観的な証拠がない場合
相手が既婚者であることを示す証拠が存在しない場合もあります。その場合は以下の要素を考慮して故意や過失を判断します。
- 交際相手と出会ったきっかけ:同じ職場で出会った場合は、証拠を知る機会が多いと判断されます。一方で、パーティーやサイトで知り合った場合は、故意や過失が認められにくくなります。
- 交際期間や回数:交際期間が長ければ、相手が既婚者である可能性が高まります。ただし、交際回数が少ない場合は、知る機会も限られるため、過失は認められにくいです。
- 年齢:年齢が高ければ、相手が既婚者である可能性も高くなります。しかし、年齢だけで未婚か既婚かを判断することはできませんし、年齢だけで故意や過失を判断するわけではありません。
- その他の事情:独身のはずなのに不自然な行動があった場合や、相手に配偶者だと気づいた機会があった場合は、故意や過失が認められる可能性があります。
これらの要素を総合的に判断し、故意や過失の有無を判定します。ただし、判断基準はケースバイケースであり、明確ではありません。そのため、自分のケースについては弁護士に相談することをおすすめします。
4.故意や過失がなかったと認められる裁判例
故意や過失がなかったと認められる裁判例は、実際に存在します。
以下に紹介する裁判例では、故意や過失が認められなかった事例です。
東京地裁平成23年4月26日判決
この裁判例では、お見合いパーティーで知り合った男性が、自身の氏名、年齢、住所、学歴を偽っており、一貫して独身だと振舞っていました。女性は男性と交際中に妊娠・出産し、男性の配偶者から慰謝料を求められました。しかし、裁判所は女性に故意や過失がなかったと判断し、過失があるとは評価しませんでした。
東京地裁平成28年2月17日判決
この裁判例では、女性が交際相手となった男性の配偶者が主催したパーティーに参加し、男性との関係が始まりました。しかし、裁判所は女性において過失が認められにくいと判断しました。なぜなら、女性は男性の生活が落ち着いていないことに気づいていたため、彼女の過失がないと判断されたからです。
これらの裁判例では、故意や過失がなかったと認められた理由として、以下の点が挙げられます:
- 相手の行動や情報の偽りにより、既婚者であることを認識することが困難であったこと。
- お見合いパーティーや婚活サイトなどで知り合った場合、故意や過失が認めにくいとされていること。
ただし、裁判でも故意や過失がないと認められることは多くありません。故意や過失が認められるためには、客観的な証拠や事情をもとにして判断される必要があります。そのため、事前に相手の背景や情報をしっかりと確認し、場合によっては専門家のアドバイスを受けることが重要です。
また、故意や過失が認められなかった場合でも、裁判所の判断によっては慰謝料を請求される可能性があります。相手の配偶者から慰謝料を請求された場合は、早期に弁護士に相談し、適切に対処することが大切です。
5.浮気相手の配偶者から慰謝料を請求された場合の対処法
5.1. 内容や相手の主張根拠を確認する
まずは相手から届いた書面の内容や主張の根拠を冷静に確認しましょう。驚いたりせずに、まずは事実確認を行いましょう。相手が主張する事実と異なる点や客観的な証拠があるかどうかも確認しましょう。証拠が不十分な場合は慰謝料の支払いを認める必要はありません。
5.2. 適切な支払いに応じない
相手が客観的な証拠を提示して慰謝料の支払いを迫ってきた場合でも、安易に応じることは避けましょう。相手の請求する金額が不当に高い可能性もあります。不倫の慰謝料は一般的に数十万円から300万円程度ですが、関係の悪質性や期間によっても異なります。弁護士に相談して妥当な金額かどうか確認し、適切な対応を取りましょう。
5.3. 早めに関係を清算する
配偶者から慰謝料の請求があった後は、早めに関係を清算することが重要です。既婚者であることが発覚した時点で故意があるとみなされ、慰謝料の支払い義務が生じます。また、関係を長く続ければ悪質性が高まる可能性もあります。高額な慰謝料を支払うことを避けるためにも、早い段階で関係を清算することが賢明です。
以上の対処法を参考に、相手の配偶者から慰謝料を請求された場合には適切に対処しましょう。ただし、個々のケースによって状況は異なるため、具体的な相談やアドバイスを受けるためにも弁護士の専門知識を頼ることをおすすめします。
まとめ
既婚者との交際は、相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性があり、非常に危険な行為です。婚活アプリなどで出会った相手が既婚者だと知らなかった場合でも、故意や過失の有無によって判断されるため、適切な証拠の収集と対応が重要になってきます。裁判例では、お見合いパーティーや婚活サイトで知り合った場合など、故意や過失がないと認められることがあります。しかし、それでも慰謝料を請求される可能性はあり、早期に弁護士に相談し、適切な対応を取ることが大切です。不倫関係に巻き込まれないためにも、婚活の際は相手の身元や状況をしっかりと確認することをおすすめします。
よくある質問
既婚者だと知らなかった場合でも、慰謝料を請求される可能性はありますか?
事実関係を確認し、証拠を収集することが重要です。相手の行動や情報の偽りにより、既婚者であることを認識することが困難であった場合、故意や過失がないと判断される可能性があります。しかし、裁判所の判断によっては慰謝料を請求される可能性もあるため、早期に弁護士に相談することをおすすめします。
故意や過失がなかったことを証明するにはどうすればよいですか?
相手の発言や行動を注意深く観察し、SNSや婚活アプリの活動履歴などから情報を収集することが重要です。また、通信記録の保存や写真・動画の撮影、第三者の証言収集など、客観的な証拠を集めることで、自身に故意や過失がなかったことを示すことができます。必要に応じて専門家の意見も参考にしましょう。
既婚者だと知らなかった場合、過失があると判断されることはありますか?
過失の判断には、出会いのきっかけ、交際期間や回数、相手の年齢など、様々な要素が考慮されます。お見合いパーティーや婚活サイトで知り合った場合など、交際相手が既婚者であることを認識することが困難であった状況では、過失が認められにくい可能性があります。ただし、ケースバイケースの判断となるため、弁護士に相談することをおすすめします。
相手の配偶者から慰謝料を請求された場合、どのように対応すべきですか?
まずは相手の主張の根拠を確認し、客観的な証拠を持っているかどうかを確認しましょう。安易に支払いに応じずに、弁護士に相談して適切な対応を検討することが重要です。また、関係を早期に清算することで、慰謝料の支払いを最小限に抑えることができる可能性があります。
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